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経営者自身が強力なコンテンツになる―採用広報におけるTwitter活用―

ユーザー同士が双方向にコミュニケーションできるのが魅力のSNSですが、近年、採用広報の現場でも盛り上がりを見せています。さらに、一昔前は企業の公式アカウントから情報を発信するのが主流でしたが、現在はその企業で働く個人が実名アカウントで情報発信をすることも増えてきました。

今から採用広報にSNSを活用していこうと考えるのならば、公式アカウントだけでなく、ぜひとも個人の実名アカウントでの情報発信をおすすめします。特に経営者は個人でやるメリットが大きいです。

そこで今回は、個人アカウントから所属企業の情報を発信するメリットと、採用広報で活用するなら「Twitter」を特におすすめしたい理由を解説します。

なぜ企業アカウントではなく個人アカウントなのか

企業のSNSアカウントではなく、なぜあえて個人アカウントからの発信をすすめるのか。ここでは、その理由を3つご紹介します。

1. 個人が見えると共感を得やすい

人がSNSでフォローやいいね・リツイートをするひとつの要因は、発信された内容への共感です。発信者の顔が見えない企業アカウントよりも、個人アカウントの方が共感を得やすい傾向があります。

まず、企業アカウントはどうしても「公式情報」の発信しかできませんが、個人であれば「想い」や「思考過程」なども発信できます。後者のほうが共感を呼びやすいことは、想像に難くないでしょう。プロフィールや同僚などほかのユーザーとの会話から人となりを知ることができるのも、共感を深める要因となります。

2. 企業情報の集め方の変化と双方向コミュニケーションの重要性の高まり

人材紹介サービスや求人メディアを利用するだけではなく、自分自身でインターネットを活用して転職活動を行う求職者が増えています。そのような求職者にとって、転職先で働いている人の生の声に触れることができる個人アカウントは有力な情報源です。発信内容に興味を持った求職者が直接メッセージを送り、そこでのやりとりから採用へつながるケースもあります。

また、すぐに採用につながらなくても、個人として興味を持ってもらうことで会社にも興味を持ってもらいやすくなり、いざ求人をしたときに応募してもらえる可能性も高まります。
個人の情報収集のスタイルが変わっている今、SNSという双方向のプラットフォームを使った情報発信や交流の重要度は高まっています。

3. 個人の経験や思考、ノウハウは最も強力なコンテンツになりえる

自分の頭で考え、ビジネスの現場で自ら行動している人の言葉には、重みと力があります。その思考過程や学んだこと、上手くいったこと、失敗したこと…じつはすべてが非常に価値の高いコンテンツになったりします。特に経営者は、会社の中で誰よりも思考し、実行している人。コンテンツの宝庫なのです。
これまでの経験から得た知見や日々考えていることをアウトプットするだけで強力なコンテンツになります。

もちろん個人での情報発信は、全ての人事や採用担当が行うべきというわけではありません。日々の思考量や行動量が伴わなければ、SNS上だけですごい人物を演出してもすぐに見抜かれてしまいます。自らコンテンツになれる器を持った人物が発信をするべきですが、ほとんどの経営者ならばその条件を満たしているでしょう。

活用するSNSはTwitterがおすすめ

採用広報のために活用するSNSとしておすすめなのがTwitterです。ツイート(つぶやき)と呼ばれる全角140文字以内の短文と画像や動画、URLを投稿することができます。FacebookなどほかのSNSもありますが、Twitterをおすすめする理由は以下の通りです。

1. 140文字なのでハードルが低い

Twitterでの1回の投稿は140文字以内に限られています。いきなり長文を書くのは難しくても、140文字の短文ならば情報発信に慣れていない人も始めやすいでしょう。逆に言うと、短文を書けない人がブログで長文を書くのはもっと難しいので、まずはTwitterから始めてみるのがおすすめです。

2. 発信した情報が遠くまで届きやすい

ツイートに共感した人がリツイートをし、それを見て共感した人がさらにリツイートすることで、発信した情報が遠くまで拡散します。もちろん共感されるようなツイートをすることが大前提ですが、この拡散力の高さが、ほかのSNSには無い魅力です。幅広い層からの認知獲得や転職潜在層へのリーチに向いているといえます。

一方、Facebookでは身の回りの人だけで交流するためにクローズドにしているユーザーも多く、すでに交流のある範囲外には拡散しにくい傾向にあります。知り合いの中に転職ターゲットがたくさんいる場合やリファラル採用しか狙っていない場合などの特殊なケースを除き、やはりTwitterの方が情報の拡散には向いているでしょう。

3. 投稿への評価がシビアなので発信能力が鍛えられる

Facebookでは、知り合いだから、お世話になっているからといってとりあえずいいねをする「いいね接待」がよく起こります。たくさんのいいねがついたとしても、内容は全く読まれていない可能性もあるのです。

Twitterは知り合い同士で相互につながるシステムではないので、読み手は赤の他人も多くなります。しがらみのない見ず知らずの人は、本当によいと思った場合にしかいいねやリツイートをしません。自分が発信した内容が読み手にどう思われているか、魅力的な発信ができているかがはっきりと分かるので、情報へのニーズを調査できるほか、発信能力の訓練にもなります。

個人アカウントで情報発信を行う際に気をつけること

最後に、採用につなげることを目的のひとつとしてSNSで情報を発信するにあたって気をつけるべきポイントをご紹介します。

個人アカウントならではの発信を心がける

会社名を背負って発信をする以上最低限の節度は持たなくてはいけませんが、体面を気にしすぎて当たり障りのない発信ばかりしていては広報用の企業アカウントと大差ありません。日々どんなことを考え、どんな思いで働いているのか、社内のメンバーに共有したこと、役に立った記事や書籍、実現に向けて取り組んでいることなど、個人の率直な考えを発信しましょう。ホームページや求人情報などのオフィシャルな情報からは見えにくいことを書くことがポイントです。

会社としても、個人が自己の責任の下に考えを発信することを受け入れる姿勢が大切です。SNSを利用した情報発信に関するガイドラインやレギュレーションを整備しておくとよいでしょう。

外面を取り繕わない

自分や自社をよく見せようと聞こえの良いことばかり並べても、閲覧者には見抜かれてしまうものです。一度「なんだ、宣伝のためのアカウントか」と思われてしまうと、それ以降共感を得ることは難しくなります。会社の実情と合っていない発信は社員をしらけさせてしまうので、社内に悪影響が及ぶ可能性もあります

よくないところやまだ解決できていない点は「これが課題です」と表に出してしまって良いのです。リアルな情報を出して透明性を高めた上で共感してくれる人こそ、自社にマッチする人材といえます。
例えばSmartHR社の宮田昇始社長は、社員からの360°評価の結果をブログで公表し、良い評価だけでなく課題がある部分も包み隠さず見せています。

社員に社長を評価してもらった結果(1年ぶり3回目) – 宮田昇始のブログ

フォロワー獲得を目的にしない

SNSを始めると、わかりやすい指標である「フォロワー数」が気になってしまうかもしれません。しかし、重要なのはフォロワー数ではなく、どれだけ求職者に響く情報が発信できているかです。たくさんのフォロワーがいるのに誰からもいいねされないよりは、たとえフォロワー数が少なくても多くのいいねがつく方が採用広報としては成功しているといえます。

Twitterではその人の主張や話の内容に共感してフォロワーが集まってきます。同じマインドの人が集まってくるので、フォロワーを伸ばしたい人のところにはフォロワーを伸ばしたい人しか集まってきません。そのようなフォロワーをどれだけ増やしても、数字の見栄えがよくなるだけで採用や事業へのインパクトにはつながらないでしょう。

フォロワーはあくまで「後からついてくるもの」。まずはエンゲージメントを重視し、フォロワー数に惑わされないように気をつけましょう

大まかにターゲットやテーマを絞っておく

採用や会社の認知という目的を忘れないように、ある程度ターゲットやテーマを絞ってツイートの方針を決めておくとよいでしょう。
個人アカウントの場合忘れてしまいがちですが、どうでもいいつぶやきばかりしているだけでは、自社に共感してくれる人や採用候補者になる人へのアプローチは難しいです。目的を見失わないように、常に頭の中に置いておかなくてはいけません。

ビジョンやカルチャーに共感してくれる人材確保に効果的

発信内容に共感してくれる人と直接つながれるのが、企業アカウントではなく個人の実名アカウントで情報発信をする大きなメリットです。
きれいに飾られた表層的な企業情報ならばいくらでも手に入ります。しかし本当にほしいのは、そこから一歩踏み込んだリアルな情報でしょう。それを伝えるための有効な手段が、経営者をはじめとした個人のSNSアカウントなのです。

個人が実名で発信することにはじめは抵抗がある人も多いかもしれませんが、まずは140文字以内の短文から始めてみてください。

CO-NECTAR(コネクター)編集部
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CO-NECTAR(コネクター) 編集部 / CO-NECTARは「会社と人の魅力をコネクトする」ことをミッションに、採用PRに関する情報発信をしています!

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