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成果は採用数だけじゃない!採用広報に成功している7社の事例を数値とともに紹介

採用広報に力を入れていこうと思っても、何をすればどれくらいの効果があるものなのか、具体的にイメージできないと動き出しづらいものです。そこで今回は、CO-NECTORで掲載した採用広報関連のインタビュー記事の中から、各社が「どのような施策を行い」「どれくらいの成果が上がったのか」の事例をご紹介します。

採用広報の成果は「採用数」だけではない!

採用広報を実施するにあたり、多くの企業が「応募数」や「採用数」の増加を目的とします。もちろんそれは最も大切な指標の一つですし、成果としてもわかりやすいです。

しかし、採用広報の成果はそれだけではありません。これから紹介する事例の中では、以下のような成果があがっています。

  • 離職率の低下
  • 内定承諾率の向上
  • エンゲージメントの向上
  • 入社前後のギャップの解消

単純に応募数や採用数を増やす以外にも、さまざまな課題を解決できる可能性があるのが採用広報。課題や目的に合った成果を定義し、適切な数値を計測することで、適切な施策を継続できるでしょう。

事例1:応募者数は約3倍、定着率は100%に(株式会社スペースマーケット)

株式会社スペースマーケットでは、2015年からエンジニアとデザイナーによる開発ブログをスタートしました。これにより応募者数は約3倍、エンジニア・デザイナーの定着率は100%になりました。

同社には以前エージェント経由でエンジニアを採用した際、会社のカルチャーにうまくマッチングしなかったという苦い経験があります。「いくらスキルやキャリアがあってもカルチャーマッチしていないとうまくいかない」と痛感したそうです。その反省を活かし、自社のカルチャーを発信するためにブログを始めました。

採用担当だけではなく、エンジニアやデザイナーが自ら「一緒に働く仲間を選ぶ」という当事者意識を持って発信することが、マッチ度の向上につながっています。応募者は事前にブログで同社のカルチャーを知ることができるため、選考では踏み込んだ質問が増えたとのことです。

関連記事:応募者数3倍、定着率は100%に。エンジニア採用を成功させる採用PR術――株式会社スペースマーケット

事例2:離職率が大幅低下、内定承諾率100%の部署も(ナイル株式会社)

ナイル株式会社が企業認知度、理解度を高めるために運営しているオウンドメディアが「ナイルのかだん」です。以前は採用ターゲットであるWebマーケ経験者やビジネス志向のエンジニア全般へ向けて情報を発信していました。しかし、現在は「応募してきた採用候補者」をターゲットとしています

なぜなら、入社した中途メンバーへのアンケートで、「応募時点ではナイルに対する理解度が低かった」という意見が多かったから。応募してくれた人が早い段階で企業を理解できるように、選考を担当するメンバーのインタビュー記事を応募者に送る等、お互いにある程度知っている状態で面接に臨むことができる環境を作っています。

これにより入社3ヶ月以内の離職率が大幅に低下し、内定承諾率100%の部署もあるといいます。「業務内容やキャリアパスが明確にイメージできたのでナイルに決めた」という応募者からの声もあるそうです。

関連記事:「内定承諾率100%」ミスマッチ採用を低減させたナイルの採用PR術【前編】
コンテンツ制作の候補者ジャーニーマップ、採用PRの評価指標大公開!ナイルのかだんの採用PR術【後編】

事例3:自社にマッチした応募が増え、採用困難業種も目標達成(株式会社リジョブ)

株式会社リジョブは2014年10月にM&Aによってじげんグループに入りました。会社の状況が大きく変わる中で採用候補者への情報発信に大きな力を発揮したのが、現場のメンバーも参加する社員ブログです。それまではM&Aのことや組織基盤のことについて面談時に一から説明していました。しかし、あらかじめブログで見て知った上で面談に来る応募者が増えたことにより、コンセンサスが取りやすくなったそうです。

また、同社のプロジェクトを知ってもらうための動画も制作しています。文字で表現するのは難しい世界観を伝えるためのものです。

こういった採用広報施策を行うことにより、スキルよりも想いを重視するリジョブの価値観とマッチした人材からの応募が増えました。これまでは採ることが難しかった業種でも採用人数の目標を達成できています。

関連記事:採用と組織づくりと発信はすべて繋がっている。リジョブが大事にする採用PRの考え方

事例4:採用単価3割削減、ブログからのリファラル採用も(ベルフェイス株式会社)

ベルフェイス株式会社はTwitterを活用し、採用単価を3割削減しました。月あたり8人程度、TwitterのDM経由で直接応募があるそうです。先頭に立ってTwitterで情報発信をしている人事広報チームのリーダー西島さんのアカウントでは、堅い印象を払拭するため、カジュアルにありのままを発信しています。採用候補者に人間味や親しみやすさが伝わったようで、西島さんのフォロワー数は6,500人を超えています(2019年4月17日現在)。

また、Wantedlyブログでは新たに入社するメンバーのインタビュー記事を、その人の入社月に公開しています。これはリファラル採用を狙った施策で、転職者がSNSで「転職しました」と近況報告したのを見た人が「あいつが転職したのはどんな会社だろう」と情報をたどると、このインタビュー記事が出てくる仕組みになっています。実際にインタビュー記事を読んだ同級生からコンタクトがあり、採用につながったこともあるそうです。

関連記事:大切なのは「リアル」を伝え続けること。採用単価3割減を果たしたベルフェイス 人事のSNS活用術

事例5:自社の魅力を発信することで入社前後のギャップを解消(freee株式会社)

freee株式会社が採用広報に取り組み始めたのは、入社後にギャップを感じた中途入社メンバーからの声がきっかけでした。「入社前にはこんないい会社だと知らなかったので、もっと発信しないともったいない」というものです。

現在freee株式会社では、Wantedlyブログ」「採用ブログ」「エンジニアブログ」の3つのブログを運営しており、それぞれ採用広報における役割が異なります。 Wantedlyブログはカジュアルに社内のイベントや出来事を発信して「面白そう!」と興味をもってもらうこと、採用ブログはメンバーの想いを深く掘り下げるインタビューで応募者の動機付けや理解を深めることが目的です。エンジニアブログは、転職を考えているエンジニア向けに開発組織や使っている技術の情報を発信しています。

入社2、3ヶ月目のメンバーへのアンケートでは入社後にギャップがあったという回答が減ってきており、入社前から魅力をしっかり伝えられるようになってきたことがうかがえます。

関連記事:コンテンツづくりには「共感」&「納得」が大切。自社採用比率8割のfreeeがこだわる採用PR術

事例6:等身大の現状を伝えて採用ミスマッチが減少(株式会社Gunosy)

株式会社Gunosyの採用広報の基盤はオウンドメディア「Gunosiru」です。以前は必要最低限のことだけを発信する場所になっていましたが、採用広報に取り組み始めたのをきっかけに「等身大のGunosyを伝える場」として整備され、年間の配信スケジュールを組んで継続的な情報発信をしています。

自社の採用サイトやWantedlyからもGunosiruへの導線を設け、Gunosiruを見れば会社のことが理解できるようになっています。これにより入社前後のギャップがなくなり、採用ミスマッチを減らす効果が生まれています

ほぼ100%の入社者がGunosiruを読んでおり、今や求職者の応募判断材料として重要な存在です。リファラル採用の情報源としても役立っています。また、採用エージェントとの打ち合わせの際も同じポジションの人の実例を見せながら求める人物像をすり合わせることができるので、イメージを共有しやすいという利点もあります。

関連記事:開始からたった半年。採用PRがもたらした、社内外への思わぬ効果──株式会社Gunosy

事例7:言行不一致をなくして離職率が10分の1に(株式会社リンクアンドモチベーション)

今でこそ社内エンゲージメントの高い株式会社リンクアンドモチベーションでしたが、以前はエンゲージメントが低く離職率が20%という危機的状況でした。そこでエンゲージメントを高めるために行った採用広報の方針は、採用の時に掲げているビジョンや伝えていることと現場の実情を一致させるというものです。採用時と現場へ入ってからのギャップをなくすことで、離職率は20%から2%に下がりました

採用時に語ったミッション、ビジョン、理念に共感して入社するのに、現場に入ったら業績や売上目標の話ばかりという「言行不一致」が高い離職率の原因になっていました。現在同社では上記の採用広報施策に加え、3ヶ月に1回社員向けに会社の未来について話す機会を設けたり社員一人ひとりキャリアを考える面談を行ったりと現場の意識改革も行っています。

関連記事:リンクアンドモチベーション・麻野が語る!社内エンゲージメントを高める「期待×満足」の関係性
リンクアンドモチベーション・麻野が語る!社内エンゲージメントと採用力の関係性

施策次第で採用成功につながるさまざまな効果が

ご紹介した7社の事例を通じて、採用広報には応募数や採用数の増加以外にもさまざまな効果があることがお分かりいただけたと思います。自社の状況や課題に合わせて伝え方や伝える内容を模索していくことで、ここに挙げた以外にも実感できる効果が必ずあるはずです。

CO-NECTAR(コネクター)編集部
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CO-NECTAR(コネクター) 編集部 / CO-NECTARは「会社と人の魅力をコネクトする」ことをミッションに、採用PRに関する情報発信をしています!

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